↑キューバ音楽デュオ、Ex corede(エックスコルデ)と。
私も執筆したフリーペーパー、PACOの創刊イベント in 大阪に出演しました!
歌あり、ダンスありのこのイベント、すんごく楽しかったうえ、めちゃくちゃ勉強になったのでご紹介します!
PACOはダンサー・saekoが情熱だけで創った
PACOとは、東京で活動するダンサー、ダーリン.saekoが作ったラテン情報発信マガジン。
P…Pensar 考える
A…Andar 歩く
C…Crear 想像する
O…Obrar 行動する
という4つのスペイン語から名付けられたとおり、ラテン音楽やダンスといったカルチャーを足がかりに、中南米を通して見る世界の政治・経済情報まで幅広く扱っています。
ちなみにsaekoちゃんとは、キューバのバスの中で偶然出会ってからのお付き合い。
/ 同い年やで \
出会った当時、キューバにダンス留学していた彼女。
現在、日本では珍しいアフロキューバン音楽をパフォーマンスする超かっこいい集団「ROMANTIC BABALU(ロマンティック・ババルー)」を主催しています。
(写真は公式サイトより・一番右がsaeko)
↑真ん中で緑のジャケットをキメているのが、ラテン音楽界で知らない人はいない、パーカッショニストの大儀見元(おおぎみ・げん)さん。
ドリカムライブにも参加していて、大儀見さんの楽器ソロをDVDなどで見たことがある人もいるのではないでしょうか。
今回のPACO創刊号は、そんな大儀見さんのインタビューを皮切りに、キューバミュージシャンへのインタビュー、メキシコ経済事情、ラテン映画紹介(私が書いた)、日本のラテンスポット紹介、そして「日本のカリブ・沖縄事情」まで。
ラテンに興味がある人も、ない人も、ラテンのことを知って、さらに日本を、そして世界を知ろうという壮大なプロジェクトなのです。(ジャジャーンッ!!)
PACOのイベントにトークゲストとして参加!
さて、PACOの説明はこれぐらいにして、イベント当日の様子をレポートしますね!
場所は大阪・北浜の、淀川が見えるCompufunk Records。
ちょうど七夕ということで、淀川が天の川イルミネーションに染まってました。
続々と集まってきたラテンな夜を求める参加者たち。
同世代のラテンパーカッショニスト、亀崎ヒロシこと亀ちゃんとも久々に再会!
(このあと亀ちゃん、めちゃめちゃ酔ってたから唯一のまともな写真…)
パーティーはまず、ささやかな除幕式からスタートです。
/ いくよ~!せーのっ \
/ パカッ \/ ワー、おめでとー \/パチパチパチ \
かわいいかよww
そしてさっそく、トークセッションへ。
私は当日saekoちゃんと軽く打合せしただけで、何を話すかよくわからぬまま、緊張の出番へ…(・・;)
笑いだけはとれたヒトミ
トップバッターは、メキシコ在住の荒井規尚(あらい・のりひさ)さん。
登場された瞬間、Ex cordeのAyaちゃんに
「ねえねえ、あの人、チェ・ゲバラに似てない?」
と言われたので気が散って仕方なかったよ…。(似てる)
荒井さんは、メキシコシティのUNAM(ウナム・メキシコ国立自治大学)で、メキシコの先住民について研究されてます。
トークでは、メキシコ・チアパス州で先住民の権利復活のために活動する、「サパティスタ民族解放戦線(EZLN)」のメンバーに会いにいった話など、興味深い内容が次々に飛び出しました。
荒井さんは、PACOでもメキシコの先住民問題と経済について執筆されていて、専門家トークに脳内メモが止まりません。
メキシコの経済・格差問題、それに立ち向かう先住民の生活や考え方を知ることで、メキシコだけではなく世界の経済問題も変えていけるのではないか、という壮大なお話でした。
もっともっと聞いていたかった。
そして。
そんな超まじめなトークのあとに、わたくし、ヒトミの出番。
(;゚д゚)ゴクリ…
(どうしよう、笑いをとることしか考えていなかった)
/ とりあえずキリっとしてみた \
ま、まじめな話をするぞ…できるだけ…と思っている私にsaekoちゃんがした最初の質問。
saeko「ブログはどんな内容なんですか?」
ヒトミ「ええっと…大人が本気で遊ぶをテーマにしてまして…
例えば和歌山の那智勝浦まで行って平安衣装を着たりとか…
去年のクリスマスにトナカイの格好して恋ダンス踊ったのをYoutubeにアップしたりとか…
…そんな感じデス。。」
saeko「…みなさんコスプレ好きなんですか?」
ヒトミ「いいえ、みなさん真面目なライター仲間です(キリッ」
saeko「……(説得力ねえな)。今回、ラテン映画紹介を書いていただいたんですけども…」
ヒトミ「はい、ラテン映画というと、悲惨な政治状況を扱ったものとか、子どもが銃を手にしてギャングになるとか、そういう社会的なものが日本では多いんですけども。
明るくてハッピーな中南米人は、そんな暗い映画ばっかり見てませんよと。
ということで、中南米のおバカ映画を中心に紹介しました。
これを見たら、その国の人がふだん何を見て面白いと思うか、何を幸せと思うか、そういうのがわかるかと思いましたPACOで紹介したキューバのゾンビ映画はまじツッコミところ満載なのでオススメです!」
saeko「あの映画紹介、好評でして、あれを読んでレンタルしに行ったという話も聞いてます。もう1つ、メキシコのおバカ映画、ルド&クルシも」
ヒトミ「ああ、私、あの映画の主演俳優ガエル・ガルシア・ベルナルに出会うためにスペイン語を始めたんですよ…!」
ここから話は変な方向に。
気がつけば、「キューバでサルサのスターミュージシャンとワンチャンあったかもしれない話」を熱く語っていた。
/ ワンチャンがね…! \
(なお実際はワンチャンなかったもよう)
そんな感じで笑いだけはとったヒトミのトークのあとは、元ボクサーで現在はイラストレーターという異例の経歴の持ち主、Boxer Juntaroさん。
壁に絵を描くストリートアーティストのJuntaroさん。
日本だけでなく、海外に行ってその国のアイコン的な存在を描く、という活動をされてます。
実はラテンアメリカにはまだジャマイカしか行ったことがないJuntaroさん。
今回はsaekoちゃんからの猛烈なラブコールでPACOにイラストを提供してくださいました。
そのイラストが、こちら。
/ フィデル・カストロ \
こちら、描き下ろしではなく、キューバに行ったことのないJuntaroさんがたまたま過去に描いていたもの。
描いているときにフィデルが亡くなり、何かのめぐり合わせを感じたそう。
「フィデルは日本とも関係が深い人物」という言葉が印象的でした。
BoxerJuntaroさんは今後、東京・渋谷での個展も予定されているとのこと。
最新情報気になる方はTwitterをチェックしてみてください!
最後は、3人でトークセッション。
すっかり油断してキューバリブレ(酒)を飲むヒトミ。
/ うんうん、だよね、わかるわかる…(ぐびぐび) \
/ だっはっはっは!! 困ったらとりあえずワロとけ!! \
大変たのしかったです(・∀・)
ほんとに、PACOの読者が増えてもっともっとこんな面白い話を、いろんな人が聞きに来てくれたらいいなあ、と思いました。
Ayaちゃんとジャセルの夫婦デュオライブ
さて、とうとうお待ちかねの、夫婦デュオEx corde(エックスコルデ)のライブです!
Ex cordeはラテン語で「心から」という意味。
ボーカルのAyaちゃんと私は、彼女がキューバに音楽留学していたときに出会いました。
/ 美男美女 \
この日のライブは、キューバのしっとりしたナンバーあり、ノリノリな曲あり、アンコールではオリジナル曲も披露してくれました♪
Ayaちゃんとジャセルの楽しいMCで盛り上がり、最後は会場がスペイン語のコーラスでひとつに!
この二人はEx cordeとは別に、完全オリジナル楽曲のラテンバンドSon d K.Libre(ソンデカリブレ)でも活動しています。
最後はsaekoのダンスでシメ!!
ライブのあとは、DJの音楽とともに飛び出した、ゲストダンサーズのダンスバトル!
音楽とダンスなくして、ラテン文化は語れない。
そして最後、やっぱりみんなが見たいのは、キューバで毎年修行しているダーリン.saeko!!
日本人離れしたキレッキレの動き、写真では伝わらないのが悔しい!(最前列のキッズたちもくぎづけでした)
めっちゃおいしいホットドッグも食べた
※写真はFAT DOG STANDの公式サイトから引用
会場ではフードの販売もありました。このホットドッグ、なにげなく買ったんですがめちゃくちゃおいしかった…!
それもそのはず、なんとソーセージをお店で腸詰めしている自家製ホットドッグなんです!
感動してむさぼり食べていたらあっとゆーまに売り切れてました。そらそやな。
こちらのお店、FAT DOG STANDさんは大阪の地下鉄・谷町六丁目駅が最寄りです。お近くの方はぜひぜひ食べに行ってください!感動するから!!
PACOが置いてある場所の全国リストだよ
「イベントには行けなかったけど、PACO読んでみたい」という方は、以下の設置リストを参考に探してみてください!m(_ _)m
※2017年6月の情報です。お店によってはもう無い場合がありますのでご了承ください。
数に限りがあるのです…ゴメンナサイ(´;ω;`)
というのも、このPACO創刊号およびイベントは、ほとんど発起人であるsaekoちゃんの持ち出しで作られております!
なので現在PACOでは、
・一口3千円からのスポンサーになってくださる方
・PACOを置いてくれる場所(カルチャーの発信地であればラテン関係なくてもOK!)
・PACOをいろんな人に配ってくれる旅人
などなど募集しております!(詳細はコチラ↓)
興味ある!て方はぜひ info@uwsto.com へ、saekoあてにご連絡くださいませ~!
私としてはぜひPACOが長く続いて、ラテンに興味ある人もない人も、一緒に楽しんでかつ勉強もできるこのイベントが、もっともっと盛り上がっていくことを願っています!!
オマケ
会場にこんなんあった。
あたし、春麗と同じ誕生日やねん。(自慢)
/ ラテンか…悪くない…ウフ♪ \