Webライターなら、ブログよりミニサイトを作って収益化を考えるほうが、実現しやすいのかも・・・。
和田亜希子さんの著書「ミニサイトをつくって儲ける法」を読んでそう感じたので、理由を書きます。
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Webライターはミニサイト向きだと思う理由
1.文章が書けて、写真が撮れる
当たり前ですが、WebライターはすでにWeb向けの文章が書けたり、写真が撮れたりします。
いいカメラを持ってなくても、文章に合った写真を無料素材から選ぶ、なんて知識がありますよね。
それだけで、「イチからミニサイト作りを始めよう」という人より、何倍もリードしていることは確実です。
2.SEOについて知識がある
検索エンジン最適化を意味する、SEO。
「私、SEOライターです」とハッキリ自覚していなくても、クライアントさんから「このキーワードでお願いします」と言われて書いているなら、それはSEOを意識しているということ。
あるジャンルについて書くとき、どんな検索ワードで、どんなキーワードを散りばめて、読者を離脱させない記事を書くか。
それを仕事で日常的にやっているライターなら、いざ「ミニサイトの記事を書こう」と思ったとき、イチから勉強する必要がありません。
※SEOについて知識ゼロから勉強したい人におすすめの本
※SEOのための、実践的なライティングを勉強するのにおすすめの本
沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—〈SEOのためのライティング教本〉
3.Wordpressを使ったことがある
ミニとはいえ、サイトを作るのはハードルが高い、と思ってしまうかもしれません。
しかし、もし仕事でWordpressを使ったことがあるなら、サイトの外側だけ作ってしまえば、記事の更新は簡単ですよね。
WordPressで自分のサイトを作るときに必要なこと
・独自ドメインを作る
・サーバーをレンタルする
・Wordpressをインストールし、デザインを選ぶ
この3つができれば、記事を投入する「箱」が作れます。
方法は、以下のようなサイトがたくさんあるので、初めての人でもトライしやすいですよ。
WordPress超初心者講座 – WordPressの使い方を解説する入門サイト
「自分には難しすぎる!」と感じる場合は、まずは広告が貼れるlivedoor blogや、はてなブログproに登録する方法もあります。
4.ミニサイトは、終わりが見える
Webライターにとって、ブログやサイトでの収益を考えたとき、イマイチ気持ちが動かない理由の1つに「準備にも、結果が出るのにも、時間がかかる」というのがあります。
私自身、Googleアドセンスやアフィリエイト広告収入に対して、興味はあるものの「なんだかめんどくさそう」という理由で敬遠していました。
だって、Webライターは、記事を書いたら書いただけ、翌月にはお金になって入ってくる。
自分で作るより、誰かがすでに作ったサイトの中で書いてる方が、すぐに記事が読まれてやりがいも感じます。
私もよく知らなかったのですが、ミニサイトの大きな特徴は「完結型のサイト」だということです。
ブログのように、マメに更新してPVを維持するとか、本格的な情報サイトを作って日々メンテナンスするとか、そういう手間が少ない。
サイト内で情報を網羅していれば、1サイト10記事だっていいんです。
網羅させると莫大な記事数になっちゃう場合は、さらにテーマを絞ることも可能。
「短期間がんばれば、終わらせることができる」というのは、時間がかかることに抵抗がある、私のようなWebライターに向いていると思いました。
では、さっきから何度も登場している「ミニサイト」って、一体どういうものなのでしょうか。
ミニサイトとは、コンパクトな情報メディア
「ミニサイトをつくって儲ける法」の冒頭には、様々なアフィリエイターさんが作ったミニサイトの実例が紹介されています。
以下、一部を紹介します。
・キューバ旅行情報館(運営:和田亜希子さん)
・Sophisticated Hotel lounge おすすめのホテルラウンジやホテルが見つかる(運営:のんくらさん)
・格安SIMでスマホ半額大作戦! (運営:a-kiさん)
・日本にいながら外国人の友達を作る方法 (運営:ayanさん)
これだけ見ても、様々なテーマ、デザインでサイト作りがおこなわれていることがわかります。
取材した内容が書かれたもの、体験談を元に情報をまとめたもの、写真が多く使われているもの、テキスト中心のもの……。
なかでも、私が驚いたのは、本の著者でもある和田さんの「キューバ旅行情報館」。
和田さんは約1か月のキューバ旅行を元に、これだけの記事ネタを出し、サイトを作っています。
私、キューバには3回、合計で半年以上滞在していますが、ブログに旅行記を書こうとしたことはあっても、それでサイトを作ろうとは、思ってもみませんでした……。
今からやろうと思っても、最後に行ったのはもう4年前。
ちょっと遅すぎます。
でも、当時の自分に「キューバ情報のサイトを作れば」なんて言っても、「もっと長く住んでる人もいるのに、私なんて」と尻込みしていたことでしょう。
でも、Webライターになった今なら、わかります。
確かに、経験が長い方が有利ではありますが、大事なのは「それを経験したという強み」と「読者がどんな情報を求めているかを察知するリサーチ力」です。
和田さんは、「ミニサイトをつくって儲ける法」の中で、どうやってこの「キューバ旅行情報館」を作ったか、単なる旅行記との違いは何かも、解説してくれています。
ミニサイトは、大規模なメディアとは対照的に、自分が困ったこと・経験したこと・知りたいこと・好きなことを、ピンポイントのターゲットに向かって発信する、コンパクトな情報メディアといえるのです。
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目からウロコだった「収入はあとから」という考え方
私は最初、「ミニサイトをつくって儲ける法」を読みながら、「どんなテーマだったら収益化できるか?」を一生懸命考えていました。
なので、本の最後に、「収入はあとからついてくる」と書かれているのを見て、ハッとしたんです。
この本には、ミニサイトの始め方から、どう収益化するかまで、初心者にわかりやすく、丁寧に書かれています。
和田さんは、最初からお金儲けを狙ってガツガツ広告を貼るのではなく、最初半年くらいは、広告を貼らずに良いコンテンツを作ることに集中し、サイトに人が集まってきてから広告を貼るそうです。
人に役立つサイトを作るから、マネタイズも成功しやすい。
そのためにも、最初のテーマ選びに時間をかけ、どんな記事を投入するか、企画をしっかり固めてサイト作りを始めるとのこと。
どうやってマネタイズしようか考えるのは、そのあとからでも遅くはないそうです。
ライター以外の収入源を求めている人におすすめ
ライターをやっている人の中には、「この先、ライターの仕事だけで生きていくのは不安だなあ」と思っている人もいるのではないでしょうか。
かくいう私も、その一人。
フリーランスとしてこの先、ライターだけで生きていくより、ほかの収入源もあるほうが安心です。
ライターにとってミニサイトは、じゅうぶん「新しい収入源」になる可能性があります。
大規模なメディア運営をするより、気軽に始められる理由が、これだけあるからです。
・完結型のサイトなので、時間の投資が少なくて済む
・作ったあとは、記事数の多いサイトよりも、最小限のメンテナンスで放置できる
・ライターとして培ってきたスキルやノウハウが、そのまま活かせる
もちろん、サイトを1つ作ったからといって、すぐに収益が上がるかというと、そう簡単ではありません。
だからこそまずは、1つのミニサイトを作ってみることがスタートだと思います。
さまざまなテーマの候補を出し、「これだ!」と思うものを選んで、サイトを作る。
そして、よく読まれている記事や、収益が発生する記事を分析する。
そこで得たノウハウを使って、今あるサイトをメンテナンスするもよし、新しいテーマでサイトを作るのもよし。
そのうち「ミニ」サイトに飽き足らなくなったら、本格的なアフィリエイトサイトを作ることだって、夢ではありません。
「どうやってテーマを探せばいい?」「サイトの構成はどうすれば?」というような疑問は、「ミニサイトをつくって儲ける法」に書いてあります。
また、良いコンテンツを維持しながら、SEOに強いサイトを運営していく方法については、こちらの本がおすすめです。
沈黙のWebマーケティング −Webマーケッター ボーンの逆襲− ディレクターズ・エディション
さらに、今どんなジャンルに需要があり、高い成果を出せるかを分析するには、こちらの「#超実践セミナー」の動画やレポートがおすすめです。(有料)
#超実践セミナー 第2部【マーケティング】とっとこランサー (レポートのみ・動画版はコチラ)
このように、「サイトを作る側がどういうことを考えているか」を知ることは、ライターを続けていく上でも、知っていて損はないのです。
今回は、ミニサイトに関して何も知らなかった私が、「ミニサイトはライター向きだ」と思う理由について書きました。
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