「書けばかなう」を実践して結婚までした話

「願いごとは書けば叶う」と言われますが、私の場合ちょっと怖いくらいに、叶いまくっている。

 

でも最初から「書けば叶うんデショ、うへへ」と下心ムンムンでいたわけではない。

 

人生に迷っていた27~28歳の頃、一体何がしたいのか自分でもわからず、そのモヤモヤした思いをまとめるために「この先やりたいこと」をザーッと書き出していた。

 

そのうちいくつかは、叶った。

 

つまり数うちゃ当たる作戦である。

 

書いていた願いの数々

では私がいかに人生に迷っていたか、27歳当時に書いていた願いをここに並べてみる。

 

・TOEICで700点以上とりたい

・それを履歴書に書いて英語を使った仕事がしたい

・スペイン語の日常会話ができるようになりたい

・ワード、エクセル関連の資格をとりたい

・簿記の勉強をしたい

・キューバ行きたい

・中南米で働きたい

 

などなど……。(あとは「人に優しくなりたい」とかお花畑な内容なので割愛)

 

う~ん、迷っている。

簿記の勉強をしながら、なぜ中南米に行こうとしているのか。

 

就職したいのか、国外逃亡したいのか、まったく定まっていない。

 

なんで27歳にもなってこんなにフラついていたのかというと、実は子どもの頃から目指していた「役者になる」ことをあきらめ、一気に人生の目標を見失っていたのだ。

 

で、「一体私は何がほんとにしたいんだろう」と、今更ながらの嬉し恥ずかし自分探し。

海外に行ったら、自分探しにひとり旅している人はやっぱり20代後半が多かった。

社会に出たものの夢が砕かれ、一回リセットしたくなるんやろうか。

 

書いた中で実際に叶ったこと

では本当に実現したことを見てみよう。

叶った項目を赤く色付けした。

 

・TOEICで700点以上とりたい

・それを履歴書に書いて英語を使った仕事がしたい

・スペイン語の日常会話ができるようになりたい

・ワード、エクセル関連の資格をとりたい

・簿記の勉強をしたい

・キューバ行きたい

・中南米で働きたい

 

ウン、やっぱり海外逃亡したかったんやね、わかるわかる!

ぜんっぜん就活してませんや~~ん。

 

いや、実際にはちょっとした。

TOEICの勉強がんばって、高得点をとり、それを履歴書に書いて「ドヤァ」と就職活動の日々。

 

でもね。

まっったく、受からなかったのですよ……。

 

世の中、英語が話せるだけじゃダメなのね。

 

てことですぐに就活はあきらめ、ワードもエクセルも簿記もテキストだけ買ってあきらめ、ちょうど長年同棲してた男と別れた解放感もあいまって海外に飛び出した。

でも、頭の中にはずっと流れてた。

 

そう、同い年のスーパースター、我らがヒカル宇多田が歌ってた。

 

どこか遠くへ 逃げたら楽になるのかな そんなわけないよね

どこにいたって私は 私なんだから

「Wait&See~リスク~」宇多田ヒカル

 

きっとそうなんやろうなって。

ヒッキーの言うとおりなんやろうな、って思ったけど。

 

頭でわかった気になってやらないより、経験して実感したいことってあるよね?

 

そう思って好きなことやった。

キューバなんてあれから3回行ったし。

 

まだキューバに行く前、スペイン語もぜんぜん話せなかった時に、こんなことを書いてた。

日本で就職するかどうしようか迷っていた、そんな時期に。

 

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「…?」です、「…?」

 

この時はまだぼんやりとした考えで、どうやればいいのか、ほんとにやってけるのか何のビジョンもなかった。

 

それでも書いちゃった、てことは、もうある程度「やりたい」んですよね。

できるかわからんから「…?」でごまかしてはいるけど。

 

この後2回キューバに行って、「やっぱ海外で働きたい!てっとり早く日本語教師なろ」って決めてからの行動は早かった。

バイトしながら日本語教師の学校に通い、資格をとって即就活。

最初に受かったメキシコシティの学校に行くことに決めた。

 

なれるアテも何もなくただ書いた「日本語教師になる…?」の言葉から3年後、私は本当にメキシコで日本語教師になっていた。

 

願いを書くときは、実現不可能でも、そこへたどり着く道がわからなくても、なんでもいいから浮かんだことを書いてしまえばいい。

最後に「…?」がついても大丈夫。

 

ちなみに私は書いたらすぐ忘れるので、あとから偶然見つけてびっくりしている。

書くことで、頭のどこかにそれが重しのようにおさまって、知らずにコントロールされてるのかも。

 

短冊に冗談で書いたことまで叶った

 

さて、問題はこの短冊ですよ。

 

私は人生で一度も「結婚したい」と思ったことがなかった。

だって、いつも嬉し恥ずかし自分探しに必死だったから。

 

むしろ好きなことをするためにどんどん彼氏と別れる「ザ・エゴイストガール」であった。(夫に私の恋愛歴を話したら、「エゴイストだね」とさくっと言われた)

 

でも、メキシコ生活も2年目に入ると、ちょっと出会いも欲しくなる。

そんな出来心でこの短冊を書いたのが、2014年の7月。

 

 

短冊を書いたことすら忘れていた2015年1月に、職場で今の夫と出会った。

 

同年2月、交際開始。

 

3月にプロポーズと、遠距離恋愛開始。

 

9月、夫が帰国し、11月に結婚。

 

♪恋~は~ジェットコースター♪♪(爆音で)

 

ちょっと早すぎる展開についていけない。

27歳の簿記を勉強しようとしてた私に、こんな未来を話しても、きっと信じないだろう。

 

どこにいたって私は私だけど、出会いは増える

「外に出る」と出会いが増える。

 

海外に出ることだけじゃなくて、違う業界の人に会うのでもいいし、異なる年代の人と交流するのでもいい。

 

でも、どこに行っても、どんなに偉い人とお友達になっても「私は私」で変わらない。

 

出会いやチャンスを活かすも殺すも自分次第。

だから「環境や他人のせいで好きなことができない」と思うのはナンセンスだし、逆に「ここでは力が発揮できない」と思うなら、外に出ればいい。

 

今は便利な世の中で、物理的に外に出られなくても、ネットを介して人と出会ったり、外の思想を取り入れることができる。

 

なんか人生うまく行ってない、と思ったらやりたいことを全部書いてみよう。

今は夢物語に聞こえてもいいから。

 

私の今後の目標は、

 

・稼ぐ

・ひきつづき好きなことをする

・夫といろんなとこに行く

 

以上です。

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↑これを書いてた当時(2016年)は、ライターを始めたてで、第一の目標が「稼ぐ」だった。

 

今の目標は、

 

・好きな場所に行く

・夫と仲良く

・好きな人に会う

 

という感じ。

 

でも、実はほとんど叶ってる。

年々、意識の高い目標がなくなっていって、今一番願うことは

 

楽に生きる。

 

これだけです。

 

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